『ちゃら~ぁん!!♪』 🤚🏻👨🏻✋🏻
往年の林家こん平師匠のオープニング挨拶のような派手な登場シーンではありませんが、個人的に「ちゃらーん!」と叫んでしまいました。とうとう来ましたか!?といった感じです。
アップシートでは既に様々な分野でいわゆる「自動化」が実現出来ていますが、Google Cloudへの仲間入りし、「Appsheet Automation」という言葉を前面に押し出して何をするのか? 現時点では、そのサービスのBETAもリ―リースされておりませんので、Hands Onのテストも行えない環境ではありますが、数週間以内にTest Userを対象にFeatureがリリースされるようです。(私もTest Userに入れてもらいましたので楽しみです)
「Automation」の言葉の定義は使う人間次第で、Appsheet Automationにおいても例外ではなく、全貌が明るみになるまで、ビジネスアプリケーションの分野においてどのような『自動化』が実現できるのかの判断は時期尚早ですが、アップシートがUPしたYoutubeの短い動画から判断しますと、直感的・可視化されたUI上で、様々な外部サービスとの連携を構築し、アップシートを入口に外部データの操作を実装できる機能のようです。
このサンプル動画の中では、SalesForceが例として取り上げられ、SalesForce内での承認機能をアップシート内で実装。オーダーの承認がなされた場合の次の処理、もしくは承認が却下された場合の処理等枝分かれ式にプロセスを設定。
承認がなされれば、対象者にNotificationが送られると同時に顧客に指定のInvoiceが自動送信される、云々。
ユーザーが利用するのはアップシートで構築されたアプリケーション。これを操作するだけでSalesForce内のデータや各種ロジックが自動的に実行されてしまう、という意味での「Automation」
???
ということはZapierなどのいわゆるAPI連携をしてくれるツールと何が違うのか?
(サンプル動画を見ただけでわかりますが、例えば現在社内で利用しているSalesForceに接続し、アップシートで独自のプロセスに基づいたアプリを簡単に構築できるのは確かです。いわんや、SalesForceのクローンも簡単に作成。現在、外部の開発会社に発注しているセールスフォースを核とした独自サービスのアプリの構築もこの機能によりノーコードで簡単に実現できるという意味と捉えるべきでしょう。)
基本的なコンセプトは、Zapier他のいわゆるプロセス自動化のツールが属するカテゴリーに分類されるのではと見ています。Zapier的な外部アプリとの連携設定がBuilt Inの機能として利用できるようになってくる。
そうなってくると接続できる外部サービスへのNative Connector🔗の『数』が重要になってくるかもしれません。但し、Google のサービス、G Suiteサービスの機能を補完・補強する立ち位置となったアップシートですので、アップシートを入口に既存のGoogle Spreadsheet, G Mail, Google Calendar, Google Chat ...... 数多あるG Suite系のサービスとの連携は当然に盛り込まれているのだと想定されます。
アップシートではこれまで、こういった外部サービスとのインテグレーションは、Zapier他外部サービスを頼りにすることしかできませんでしたが、これらが別のツールいらずで、Appsheetのプラットフォーム上で全て完結出来る。それがAppsheet Automationの意味するところでしょうか。
この動画の中でも確認できますが、自動プロセスの設定にあたり『アップシートの関数が使える』👍ことがより柔軟性を高め、開発速度を圧倒的なスピードまで引き上げてくれる要素となりそうです。このようなサービスを組み込む以上、アップシートの関数が使えるというのは当然でしょうが、既に実現できないビジネスロジックがほぼ見つからないといっていいほどの機能を実現してくれるアップシートの一連の関数群。これらがAutomationの設定でも自由に使うことが出来るようになれば、無敵💪🏻ですね。
仮にNative なコネクターが準備されていなかった場合でも、アップシートが別途買収して、「Google Cloud Business Application Platform」の一角を占めることとなったApigeeとの連携で対応できますよ、というのがGoogleの言わんとするところでしょう? Apigeeとの連携の話もその全貌が明らかになっていませんので、憶測でしか話をできませんが、Appsheet AutomationでNative Connectorが準備されていない場合、Apigeeで独自APIを設定。AppsheetのData Sourceとして指定。このConnectorはAppsheet Automation上の「外部アプリ」として利用できる。
もし、仮にこの想定が現実のものであれば、アプリ開発におけるバックエンドの処理・設定もApigee, AppsheetといういわゆるClientのツールを用いるだけで、かつNo-Codeで処理できる世界が現実のものとなるわけです。
遠い将来の話ではないと思っています。
Zapierが登場した当時驚きましたが、テクノロジー、ソリューションの進化はすさまじく、Zapierでさえ、古いサービスのようにみえてきてしまいます。
Zapierは、極めて便利です。ただし、実際に利用された方であればおわかりかもしれませんが、その「設定」が結構難しい。簡単なIntegrationであれば、設定も簡単ですが、若干複雑になれば、その設定難度も加速度的に上がってくる。
これらの課題も一度に解決し、すべてをAppsheet 上で、且つAppsheetの関数をもちいて「外部サービスへの連携で更にリッチなエクスペリエンス」を享受できる。
「Appsheet Automation」を抽象的な表現ながら一言でまとめるとこうなりましょうか?
新機能の数々。待ちきれません。
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